あっというまに完食したオレは、次の目的地を目指し、人影のない浜を後にする。
少し行くと小平町と次の町、苫前町との国境だ。
途中でトンビが道を歩いていて邪魔だった。
右手の海岸段丘の向こうには町営の鬼鹿牧場だ。
忘れていたけど、鬼鹿は「おにしか」って読むんだよ。簡単でしょ。
次は苫前だ。
このあたりは何しろ「苫前郡」ていうぐらいで、このオロロンライン屈指の大都市だよ。
もちろん読み方は「とままえ」。簡単でしょ。「花が咲くところ」って意味だ。
↑この場合の「花」は、日本語では「エゾサンゴサク」っていう花だよ
苫前といえば思い出すのは、同級生でおっぱいとお尻のおっきかった朝比奈さん(仮名)だ。
実家が苫前の牧場で、住所が苫前郡苫前町朝比奈牧場 朝比奈さん。
いつもお手紙書くとき、住所が素敵だなって思ってたよ
きっとおうちで大事に育てている牛のお乳飲んだからあんなおっぱいおっきくなったんだろうね。
一度ぐらい触らしてほしかったよ。
そうこうしているうちに苫前にイン。
ずっと向こうから見えていた風力発電のはこの苫前なんだ。
苫前は日本有数の風力発電エリアで、日本で初めて本格的にいっぱい風車立てて発電始めた場所なんだって。
日本政策投資銀行から融資受けてるよ。チゴイネ!
その数、日本最多の39基の風車があるそうだ。
この苫前は、その向こうの羽幌と並んで、天売・焼尻島に渡る港でね。
昔は、留萌からずーーーーーーーーーーーーーーーーっと海沿いに140キロ以上の長い長い羽幌線っていう国鉄が走っていてね、
すっごいすっごい景色がきれいな汽車だったんだ。
うん。もちろん廃止されちゃったけどね、長すぎて、結構廃止されるまで粘ったよ。廃止されたの最後の方だよね。
まだ汽車が通じてた頃は、札幌から急行も走ってたよ、急行天売と急行はぼろ。
この急行、めっちゃ合体分裂するやつで、釧路の方行くに「狩勝」、「天売」、深名線の「なよろ」、
名寄からオホーツク海を目指す「紋別」あたりが合体して、途中でちまちま切り離してた。
突然 羽幌線ギャラリー。
苫前の縄張りに入ってから町の中心部までは少しある。
でかい地図だろう。内地の人たちは距離感覚わかんないだろうから同じ縮尺の地図をつけておく。
古丹(コタン)は「町」って意味だ。「村」でもいいよ。
アイヌコタンとかカムイコタンとか言うじゃない。
「子タン」っていっても萌えとは関係ないよ!
古丹別川を渡る苫前橋を過ぎると、
市街地が見えてきた。
もうすぐ町役場だ。
苫前町役場のホームページは、平成12年に北海道市町村HPコンテンツメディア部門で受賞しているそうだ。
http://www.town.tomamae.lg.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html
ちょ