速瀬水月(俺の嫁)との旅行記
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―と、いうわけでレンタルビデオを返しに
新薔薇ヶ丘までやって来たのだ―
俺「お待たせ、水月、返してきたよ
水月「う、うん、
ね、ねえ記念マン、このあと、どこ行くの?
私、あまり人がいるところには行きたくないな。
知り合いに見つかったら―
俺「やだなあ水月。
ぶらっとどこかへ行くときどうするか、決めてあるじゃない。
駅に行って最初に来た電車に乗るんだよ。
水月「最初に?
俺「うん、あ、ほら!
あの電車が最初に出発するよ!
水月、ほら急いで!
水月「え、ちょ、ちょっと待ってよ記念マン!
―というわけでおれたちは新薔薇ヶ丘を後にした。―

水月「ここは…?
俺「さっきの電車、終点まで行っちゃうと行き止まりなんだよ。
だから一駅手前で降りたの。
水月「ここからどうするの?
俺「そうだね。
とりあえずここで慶応線に乗り換えできるから、
慶応原巳浜線に乗ろう。
水月「はーい
―20分ほどで原巳浜についた。―


水月「ふーん、ここが『原巳浜』かぁ。
俺「あれ?水月、初めて?
水月「うん。前に言ったっけ?
私の従姉妹がここの高校に通ってるんだ。
俺「ああ、聞いたよ。甘露寺さん?とかなんとかいう子だろ?
水月「そうそう、よく覚えてるわね。
ところで、ここからはどうするの?
俺「そうだね、とりあえず、八王子まで行こうか。
水月「バカ王子?
俺「いや、水月、それは違うよ。
―というわけで、さらに電車を乗り継いで八王子へ到着―

水月「ふう。もう夕方の5時すぎよ。
どうする?映画でも見る?
『回る大捜査さん3』みたいんだよねー
憧れちゃうなー、警官って。
あたし、子供の頃は婦警さんになりたかったんだ!
俺「映画もいいけど、
まだまだ。来た電車に乗るよ!

水月「え?
あ、あれ?次に来た電車って・・・これ・・・
俺「ああ、スーパーあずささんだね!
水月「・・・乗るの?
俺「ああ、乗るよ!

水月「乗っちゃったけど、案外混んでるのね。
俺「なにしろ、スーパーあずささんだからね!
水月「最近は、あずさって言ったらあずにゃんの方らしいじゃない。
俺「はぁ?何いってんの??
2では髪切ってイメチェンだし、余裕だよ?
水月「ちょっともう何いってるのかわからないわよ。

水月「八王子の先は緑がいっぱいねえ。
俺「ああ。癒されるでしょ。
水月「(ちゃんと帰れるのかな・・・?)
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