速瀬水月(俺の嫁)との旅行記

今日は火曜日。
レンタルビデオを返す日だ。
もう午後3時だし、
そろそろちょっと出かけようかな。
おーい水月!

水月「ちょっと、あまり大きい声で話しかけないでよ!
知り合いだと思われるじゃない」
俺「水月、ちょっとつきあってよ」

水月「え?
な、何言ってるのよ?
あたしたちもう何年も前から―
俺「ちょっとレンタルビデオ返しに行くんだけど、
一人で行くのめんどくさいからさ〜

水月「へ?
ビデオ??
俺「うん。新薔薇ヶ丘まで行かなきゃいけないんだよ。

水月「ふーん・・・
どうせまた、ろくでもないエッチなやつ借りたんでしょ?
俺「ち、違うよ!
エッチなビデオなんて借りないよ!

水月「じゃあ、何借りたのよ?
教えなさいよ?」
俺「えーと、『風の沢のシカなう』でしょ、
それから『トラック小僧・一番星』あとは『砂糖市』かな。

水月「へぇ。記念マンにしてはポピュラーなの借りてるじゃない
どうせまた、ズボンじゃないから何とかかんとか〜
ってやつかと思ったわ。
俺「いや、あれはズボンだし。
そんなことより、今日が期限なんだよ。
一緒に返しに行こうぜ。

水月「なんで私が一緒にいかなきゃならないの?
俺「まあ、そう言わずにさ、
返した後、そのままぶらっと遊びに行こうよ。

水月「ふぅん。
まあ、練習も一段落したし、つきあってもいいけど…
あたしジャージだよ?
俺「だいじょうぶ!
ちゃんと水月のために服買ってきたから!

水月「え!
わ、私のために、洋服買ってきてくれたの??
俺「ああ!きっと似合うと思うよ!

水月「あ、ありがと…
そ、そういうことななら、
ちょっとぐらいつきあってあげてもいいかな・・・?
俺「よし!
さっそく着替えて出発だ!
―水月を着替えさすと、二人で駅に向かった。

水月「ね、え。記念マン?
俺「ん?なんだい水月?
服は気に入ってくれた

水月「この服…どこで買ってきたの??
今すぐ答えて。3、2、1、ハイ
おれ「え?ああ、愛媛だよ。
前に行っただろ?一発で気に入ったんだ。

水月「へー
で、なんであたしが今これを着るわけ?
俺「え??
お出かけするときはいつもこういう服着るじゃん?

水月「着ないわよ!!
なによ『一六タルト』って!
俺「いいじゃん、愛媛じゃ有名だよ?
おれも今日は『I
Onomichi』Tシャツだし、
瀬戸内シリーズでお揃いだね!

水月「じ、冗談じゃないわよ!
こんなの着ているとこ知り合いにでも見られたら
お嫁に行けなくなるじゃない!
俺「あれ?あそこにいるのは。。。?

水月「!!!
記念マン!早く電車乗るわよ!!
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